書籍での驚きと発見と教科書
書籍の出会いは、最初は小学校などでの教科書が本格的な出会いではないかと思います。その前に幼いころの絵本などがありますが、それはまだ読書という程のものではなく、絵本で遊ぶというような感じではないかと思います。私達が本に馴染みがなくなるのは、勉強を嫌うことで、本は面白く無いという体験をするからかもしれません。しかし世の中に出てから、教科書の内容と違う事実を、それぞれの本から発見すると、そこには意外感や驚きがあり、その体験をしながら書籍の新たな楽しみ方を知ることになります。私の場合は歴史が好きだったので、歴史でそれを感じました。学校などの歴史と、世の中で同じ時代などの本を読む内容とのあまりにも違う捉え方があり、もしそのことを学生時代に知っていたならば、どれほど面白くなったことだろうということですが、それを教える教師自体が、たぶん面白いと思っていなかったのではないかと思います。やはり面白さを伝えるのは人の好奇心や探究心かもしれません。面白いと思っていなければ伝わるはずもないということでしょう。